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    中身が傾きにくい中食用レジ袋『ランチビークル』

    2018.03.15
    日用品・生活雑貨

    その美しい盛り付けを守りたい!

    お店で買ったお弁当がレジ袋の中で傾いてしまうことに日頃より不満を感じていたアスラビット代表/長内氏は、“傾きにくい”レジ袋の開発を決意。斜張橋やチョーク吊りをモチーフとした新しいレジ袋『ランチビークル』を発明しました。商品化できるパートナーを探していたところ、当社に行きつきました。レジ袋は私たちの主力製品のひとつでもあり『ランチビークル』の新技術は非常に魅力的なものでした。

    本格的な開発をスタート

    これまでも傾きにくいレジ袋は流通していますが、加工が複雑、製造効率が悪く、どれも高価で大量消費を前提とした量販店には不向きでした。私たちが製造・販売してきた通常のレジ袋は、弁当容器を水平に運ぶ前提で作られていませんが、『ランチビークル』の技術を安価(=生産効率が良く)に実現し、消費者の不満を解決するため、ものづくりやマーケティングの経験を融合させて商品化する開発がスタートしました。

    第4世代モデルへ

    仕入先各社の協力を得て幾度となくサンプルの作成と検証を繰り返し4年の歳月が過ぎました。最終的にはクレーンの『玉掛け』技術を応用した現在の第4世代モデルの形状が開発されました。生産に向けては、製袋機械製造元をあたるため台湾へ訪問し、また、中国の製造工場へ機械設置したあとは、製造工程に合せた調整を繰り返しました。ひとつひとつ、さまざまな課題をクリアし、量産化にこぎつけました。形状が決定してから量産化までにさらに2年が経過しました。

    お寿司、お刺身の持ち帰りで本領発揮

     

    お弁当の傾きを解消するため開発されたランチビークルは、お寿司、お刺身の持ち帰りでも本領を発揮します。「世界の食をもっと楽しく」をミッションに掲げる魚屋さんsakana bacca(株式会社フーディソン運営)様で『ランチビークル』を採用いただき、また、業界紙でも紹介され数多くの問い合わせをいただきました。販売店さまの専用レジ袋として採用されるほか、当社オリジナル品もマーケットに続々と投入されています。美しい盛り付けを維持することで消費者の方だけでなく、中食を製造されている方の想いも乗せて走る『ランチビークル』の今後の展開に私たちも期待しています。

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